2011年6月8日水曜日

宝塚「バラの国の王子」を観て♪

ちょっと前になりますが、先月

宝塚「バラの国の王子」を観てきました*(Nさんありがとうございます。)

全てが可愛らしくて、可愛らしくて、キュートです


劇団四季の「美女と野獣」と設定は同じですが、ストーリーが全く違います。

原作(ボーモン夫人作)を元にしたお話だそうです。

野獣のキャラクターが誠実で紳士なんですよ!?


四季の「美女と野獣」では、心を開けない野蛮で粗野な野獣(どちらかというと肉食系男子)がベル(大和撫子)の優しさに触れてだんだんと人間らしさを取り戻して行き、ベルは本当の野獣の優しさに気づいて二人共に愛するようになる話ですが。

宝塚の「バラの国の王子」は野獣は元々誠実で紳士(どちらかと言うと草食系男子)、そんな見た目と違う優しさに触れてベル(どちらかというと力強い現代女性に近い感じ)の心は打ち解け、二人とも愛するようになるという話です。


また、動物の舞台衣装も

劇団四季では動物は動物に見えるように全てかぶり物をしてメイクも動物メイクで動物感を出しますが、

宝塚は動物のお面を手に持っているだけ。


この舞台衣装ですが、劇団四季のかぶり物やメイクも可愛いですが、私は宝塚の方が好きかもです*

あまりに動物動物し過ぎてしまうと、人間が演じているのに妙に変な感覚になってしまい、可愛すぎる(子供向け)感覚があるのかもしれないです。あえて、シンプルな方が感情移入できました


舞台の中で色々な教訓が飛び出してきます。

改めて「見た目じゃなく心(ハート)が大切!」ということですね(笑顔)

グランファンタジーのONEのダンス舞台では、ユニコーン姿のダンスが可愛かったです。


2011年4月30日土曜日

帝国劇場ミュージカル「レ・ミゼラブル」♪


帝国劇場ミュージカル「レ・ミゼラブル」を観てきました。

私はレミゼは7、8年前に一度日本公演を観て、その後にロンドンで2年前に観ました。

ロンドン公演は頑張って英語でチケット手配して、良席をゲットしたのに・・・時差ぼけのもうろうとした中でほとんど記憶が無いという残念な結果で(涙)。今回は観るのをとても楽しみにしていました♪

この公演にお誘い下さり手配諸々下さったレミゼファンでもあるTさん(ありがとうございます!)は何度も観に行かれているとのこと。何度も観たくなるレミゼの魅力が伝わってきました(笑顔)

レミゼはプロローグから力強い始まりです。
ストーリーは言わずと知れた有名なお話です。

パンを盗んでしまったという罪で19年間も服役しているジャン・バルジャン。仮出獄の時に司教の優しさに触れ(この部分が彼の生き方を変えます。)、過去を捨てて新しい人生を送ろうとします。でもバルジャンを捕まえようとする追手はいく度にも現れてきます。
バルジャンは自分が恵まれない人生の中、革命という時代の激流の中で自分の守りたい者、大切なものを見失わずに力強く生きていきます。この舞台はメッセージ性が強いので、個々の登場人物から、色々な場面から、沢山のメッセージが伝わってきて、考えさせられます。観る人によって、色々なメッセージを受けとれます。

特に私は革命軍が破れた後。女、子供達が「変わらない生活〜」
と歌った時に。涙が出そうになりました。
繰り返される戦いや死にもかかわらず、変わらない辛い生活がまた巡ってくるのかと
悲観してしまう姿に胸が苦しくなりました。
そんな中でもジャンバルジャンや民衆達の荒波をはね除けて生き抜こうとする
力強さに感動します。
レ・ミゼラブルは全てに生きる力や強さ生命を感じられ、力を与える舞台ですね。

ジャンバルジャン役は今回は別所哲也さんでした。すごく素敵。
8年前に観た時も別所さんだっのですが、その時よりも力強く、大きく、すごく良かったです。
コゼット役の稲田みづ紀さん、可憐さコゼットの優しい感じ、透明感のある歌声がぐっときました。コゼットにぴったりの役者さんでした。

今回東北関東の震災があり不安な情勢ということもあるせいか
レミゼのストーリーや歌の一つ一つが心にしみいり、力をもらえた気がします(心)。

観劇後も舞台を思い出し、民衆の歌を鼻歌で歌ってしまっている自分がいます♪
(やっぱりレミゼのCD買おうかしら^^)

2011年4月12日火曜日

宝塚雪組公演「ロミオとジュリエット」を観て♪

少し前になりますが、宝塚雪組公演の「ロミオとジュリエット」を観てきました♪
地震後の公演だったので、節電をしての公演でした。
観る側も不安でしたが、宝塚の役者さん達も不安な中で演技していたと思います。でも堂々とした演技を観て、逆に役者さん達から沢山の元気を頂いた気がします(輝)。
ロミジュリは友人のTさんから、去年の星組公演でのDVDを借りて観ていたので、舞台を観るのを楽しみにしていました♪

物語は言わずとしれた有名なお話です。
せつなく、悲しいお話ですよね。家と家との対立による悲劇の恋愛。最後は二人の死で家同士の争いが無くなる。こんな悲しい話はありません。
せつなさや、恋の始めの淡い思い、争う若者達、場面の展開が早いので、物語の世界に直ぐ入り込めます。華やかでせつなくて、とても面白かったです。
宝塚を観ると元気が出ますね♪

2011年3月7日月曜日

三谷幸喜 作・演出 舞台「国民の映画」♪


三谷幸喜さん作・演出の舞台「国民の映画」のプレビュー公演を観てきました♪

いつも人気の三谷さんのパルコ劇場での舞台です♪

なんと観客席に普通にお客さんに交じって観劇している三谷さんを発見!
製作されている方も普通の席で観られているのですね、好印象でした(笑顔)。

今回のストーリーはいつもの三谷さんのコメディータッチではなく、
内容がナチスドイツの話なので、重たいお話です。

話はナチスドイツ時代、宣伝大臣のゲッペルスと映画を作る芸術家達と
のお話。時代の風潮、窮屈な世界で芸術家達が表現することを
選ぶのか、自分の信念を選ぶのか・・・

今回テーマがテーマだけに、作品も演じる側も難しかったのでは
無いかと思いました。でも主演の小日向文世さん始め、ベテラン揃いの
出演者達なので、落ち着いて観れて演技は抜群でした。

いつもの三谷さんのコメディーでは無いですが、
重たい中にも三谷さんテイストのユーモアはふんだんに
盛り込まれていました♪

いつもの三谷さん作品を期待して観ると
いつもと違う作品にちょっと驚き、もう少し笑いたいなという
感は残りましたが(笑)。
新たなことにチャレンジしている三谷さんはすごいなと思いました(輝)。

次回作もチケット頑張って取って観に行きたいです♪

2011年2月16日水曜日

第1回神保町演劇フェスティバル 舞台「あなたと見た映画の夜」♪


知人の松井みどりさんが出演されている舞台「あなたと見た映画の夜」
を観てきました♪

最近観に行く舞台はアタリが多いようです!
面白かったデス♪

場所は神保町、そして芝居のストーリーも神保町の喫茶店です。
この芝居は2009年に下北沢で上演されたものの再演だそうです。
映画って実は映画の内容も大切ですが、誰といつ行ったか、
思い出と一緒になっていたりしますよね。


今回もそういった映画の話を絡めながら、誰とどんな状況だった時にその映画を観たのか
ということが、とある男女の会話から語られて行きます。

とある男女は以前どういった関係で、そして今後はどういった関係になるのか。
これも見応えある感じです。

取り上げられた映画は全て私も観ていた映画だったので、舞台を観ながら
思い出しました〜。
王道の映画で大好きなレオ様の「タイタニック」もセレクトされてました(笑)。

小劇場なので、かなり近くで演技を観れるので迫力があります♪
そして、ピアノ&歌のボサノバもとても素敵だったんですよね。
最後には松井みどりさんの美声の歌も聴けます♪

20日まで art spot LADOで公演されています↓
http://art-spot-lado.com/event/

ひょっとこ乱舞 舞台「ロクな死かた」♪

池袋東京芸術劇場小劇場に
ひょっとこ乱舞公演「ロクな死に方」を観に行ってきました♪

この舞台はお世話になっているデザイン事務所の高倉さんが
出演されているので楽しみにしてました。
これだけの舞台を作り上げるのは相当な時間の稽古だと思うので
デザイナー&俳優もされている高倉さんは本当にパワフルでした(輝)

面白かったです♪
ストーリーはもし自分が死んだ後でも生きている(と思わせる)
ことができたら・・・というのが大きな話の骨子なのですが。
生きていると思わせる方法が現代らしい発想なんです。
こういったことがもし起きたら、すごく不思議な感覚に
陥ってしまうだろうな、と思いました。

知人の死であったら死んだ後も生きている思いたい、
リアルな心の揺れも伝わってきましたし。
また、台詞もとっても面白かったです。

現代らしい男女の会話なんですよ、女性の激しい心の表現も
とっても上手で伝わってくるんですよネ

何だかすごく不思議な気持ちになった舞台でした♪

2011年1月12日水曜日

三谷幸喜 作・演出 舞台「ろくでなし啄木」♪

池袋の東京芸術劇場で
三谷幸喜 作・演出の 舞台「ろくでなし啄木」を観てきました♪


いつも三谷幸喜さんの舞台チケットは人気で手に入れることが
困難なので、チケット久々にとることができワクワクでした(嬉)♪


今回は
藤原竜也、中村勘太郎、吹石一恵の三人劇です。

お話の主人公は有名な歌人の石川啄木。
私たちが知る純朴な石川啄木のイメージとはかけ離れた、
啄木の持つもう一面のお金&女にルーズなろくでもない啄木が主人公です。
劇場にも飾られていますが(舞台の話でも出てきます。)、
啄木がローマ字で書いた秘密の日記があるんですよ。
どうも官能的なことが書かれていたようですが。秘密にしたいから
ローマ字で書いたのに、結局沢山の人に日記を読まれてしまって可哀想ですね(苦笑)。

ストーリーは恋愛を中心にしたある一夜の物語を三人の角度から演じるというとてもコミカルで面白い舞台でした。
お笑いコントに近い感じで気楽に観れます。
人の心は見えないもので、三人三様の言葉の取り方、解釈がある。
それが三人の心の内を交互に演じて行くという演出です♪

三谷さんの台詞まわしはやっぱり上手いです、面白いですね。
特に中村勘太郎さんの演技や台詞はとっても面白いです。
いつもながら、三谷さんの舞台では沢山笑ってしまいます。


個人的な好みとしては、1人〜3人のような少人数の劇よりも
沢山の人が出る三谷幸喜さんの群像劇の舞台が好きですが、
今回は味のある舞台でとても楽しめました♪

今年は三谷さん生誕50周年スペシャル企画で沢山舞台が公演される
んですヨ。ファンとしては嬉しいですネ。
次回のパルコ劇場の「国民の映画」も行きたいんですよね。
でも、まだチケットとれてません・・・・(笑)。
どうかチケット取れますように(願・輝)!