2008年6月10日火曜日

劇団四季「赤毛のアン」を観て♪


先日劇団四季のミュージカルの中でも大好きな「赤毛のアン」の公演を観に行ってきました♪
「赤毛のアン」はもちろん世界的に有名なお話なので、四季でも何度も再演されています。

画像にある赤毛のアンの住んでいた家の屋根裏窓と同じ舞台装置が劇場の廊下に飾ってあります!
私も思わずアンと同じポーズで撮影しちゃいました(笑)。これは実際のアンですけど(笑)

私は「赤毛のアン」のミュージカルは二回目ですが、一回観に行った時と今回では演出も舞台のお話も違っていました。
前回はアンとギルバート(アンのライバルでもあり恋心を寄せる男の子)の二人が中心の淡い恋のお話でしたが、今回は孤児のアンを引き取ったマシュー(おじいさん)とマリラ(おばあさん)との間の親子愛のような部分にスポットが当てられていました。
「赤毛のアン」の話はとても奥が深くて、どの場面をとってもメッセージ性の強いお話になるんだな〜と思います。

今回のお話の中で印象に残った台詞があります。
お話の最初で、アンがグリーンゲイブルズに来る前、マシューとマニラは本当は農作業を手伝ってくれる男の子を孤児院から引き取りたいと言っていたのに、誤って女の子のアンがやってきてしまいます。
しかし、アンと初めて会ったマシューはアンのことを気に入ります。マニラもだんだんとアンの魅力が分かってくるようになります。
アンを孤児院に引き返すかどうか、マシューとマニラが相談し合っている場面。

マニラ「アンは女の子だから、農作業もできないし。あの子は私たちの役にはたってくれませんよ。」
マシュー「そうだね。。。でも、私たちがあの子の役に立てるかもしれないよ」

この場面の後で、二人はアンを正式に引き取ることを決めます。
この部分、マシューの台詞が心に残りました。
「相手が自分の役に立ってくれることよりも、自分が相手の役に立てるかもしれない。ということに気づき、喜びを感じる。」。マシューの考えは素敵ですね、思わず感動です♪
マシューとマニラはアンの役に立つことで、実はアンから沢山沢山幸せをもらうことになります。
すごく温かく、人間の本来のや優しさってこういったことだよな〜、と心が温かくなりました♪

アンの天真爛漫の陽気さ、そして頑固さ(かんしゃくもちなトコ)、少女のピュアな気持(外見が赤毛でそばかすなのを悩んでいる)、人間に対しての優しさ等、アンを通して本当に色々なことが見えてきます。

子供連れのお客さんも多かったですが、子供に見せたいミュージカルNO.1かな〜と思ったり☆
でも、自分が大人になったからこそ、赤毛のアンを観て、色々気づくことがあるのかもしれないですよね^^

劇団四季「赤毛のアン」↓残念ながら今回の公演は6/11で終わりです!
http://www.shiki.gr.jp/applause/anne/index.html